射水市民病院
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ペイシェントハラメントに対する基本指針

2025年8月26日更新

射水市民病院 ペイシェントハラメントに対する基本指針

 当院では、全ての患者さんにより良い医療を安心して受けていただくために「ペイシェントハラスメントに対する基本指針」を策定しました。
 近年、医療現場において患者さんやそのご家族から職員に対する暴言、暴力、威嚇、執拗な要求といった医療従事者としての尊厳を傷つけ、医療現場全体の環境を悪化させるような行為が見受けられるケースが増加しております。当院の職員にペイシェントハラスメントに対するアンケートを実施した結果、45%の職員がペイシェントハラスメントを経験していました。その内訳は大声や暴言などで執拗に責め立てられる29.1%、揚げ足とり14.8%、その他時間拘束、特別扱いの要求、セクハラなど多岐にわたり業務の遂行や心理的安全性に影響を受けている現状が明らかとなりました。この状況を改善し、職員が安心して働ける環境を整えることが、患者さん一人ひとりにより安全で質の高い医療を提供するために不可欠であると考えております。

ペイシェントハラスメントとは

 患者またはその家族が医療従事者に対して行う不適切な言動や行動であって、医療現場の業務や環境に悪影響を与える行為を含みます。具体的には以下のような行為が挙げられます。

【暴力行為】医療従事者に対する身体的攻撃(叩く、蹴るなど)、威圧的態度、危険行為(物を投げるなど)

【言葉によるハラスメント】暴言、大声での怒鳴る、脅迫的な発言、侮辱や差別的な発言

【性的ハラスメント】医療従事者への不適切な性的発言や行動、不適切な接触やジェスチャー

【不当な要求】医療の範囲を超える過剰な要求や規則に反する行為

【業務妨害行為】診療や業務の妨害、他の患者や医療スタッフへの迷惑行為

ペイシェントハラスメントが及ぼす影響

 ペイシェントハラスメントは、職員の精神的な負担となるだけでなく、病院全体の業務効率を低下させ、他の患者さんへの医療提供にも影響を及ぼす可能性があります。

ペイシェントハラスメントへの対応

 当院では、全ての患者さんが安全かつ安心して医療を受けられる環境を維持し、職員が快適で安心して働ける職場環境を守るため、職員および他の患者・ご家族の人権を尊重した禁止事項を定め、これらに反する悪質な要求や言動には毅然と対応します。必要に応じて警察への通報、診療の拒否、退去要求、出入り禁止などの措置を講じる場合があります。

患者さんへのお願い

 当院では、すべての患者さんとの信頼関係を大切にし、患者さんに安心して医療を受けていただけるよう努めております。以下の内容に関してご理解とご協力をお願いいたします。

・職員は、患者さんの気持ちに寄り添い、丁寧な対応を心がけております。

・医療には限界があり、ご希望に沿えない場合もありますことをご理解下さい。

・ご不満に思われることがありましたら、医療・患者相談窓口にご相談下さい。

・ご不安な点やご心配なことがありましたら、ご遠慮なくお近くの職員にお申し出ください。

・院内では、他の患者さんへのご配慮をお願いいたします。

 皆様のご協力とご理解がより良い医療の提供につながります。重ねてご理解のほどよろしくお願いいたします。

射水市民病院 院長

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