はじめに 当科は診療放射線技師が主で構成されており、各診療科からオーダーされる画像検査を迅速に提供しています。皆さん、胸の写真を撮られた時「大きく息を吸ってとめてください」と言われた経験があると思いますが、この時写真を撮っているのが診療放射線技師です。その他にも、以下に示す様々な検査を行っています。 特に当院では、心臓に関連した循環器領域に力を入れているため、その領域に強い装置を採用していることが特徴です。また、我々技師は撮影技術向上はもとより、乳房撮影等女性特有の検査はもちろん女性技師が担当するといった配慮も忘れずに「迅速、正確、安心・安全」をモットーとして日々努力しています。 日頃の成果が評価され富山県放射線技師会から表彰されました 各種検査のご紹介 一般撮影検査 X線テレビ検査 乳房検査 核医学検査 骨密度検査 MRI検査 CT検査 血管撮影検査 CT+血管撮影の特徴 一般撮影検査 平成27年12月、低被ばく・高画質なFPDシステムに更新! X線を利用した一般的な検査で胸・腹・骨等の撮影を行います。一般撮影はもとより院内で撮影した画像は全て医師がモニターで見ますので、撮影後はそのまま外来受付へお戻りください。 X線テレビ検査 平成27年12月、低被ばく・高画質な装置に更新! X線を使って人体の透視像をTVモニターで観察しながら行う検査で、バリウムを使った胃や大腸の検査が代表に挙げられます。 また、脊髄や椎間板、膵・胆管などにも造影剤という薬を使って検査が行われます。 胃の検査 腰の検査 胆道の検査 MRI検査 令和2年1月、高性能な最新装置に更新! MRI(Magnetic Resonance Imaging)は磁気共鳴画像といい、X線は使用せず、強い磁場と電波を用います。MRIは縦や斜めの断層像も容易に得ることができます。しかし、撮影時に工事現場にいるような騒音や圧迫感があったり、ペースメーカーや脳動脈瘤クリップがある方は、検査ができないことがあります。当院では、高性能で音の静かな装置を導入しています。 頭 頸 腰 膝 膵胆管 頭の血管 首 腎動脈 CT検査 令和5年3月、装置更新! CT(computed tomography)は、X線(エックス線)を使用し人体の輪切り画像を撮影しますが、コンピュータ技術の進歩により様々な断面の画像や3D画像を、短時間で作成可能になりました。画質の向上はもちろん、従来よりも被ばく線量を大きく減らした撮影も可能となり、患者様に安全と安心を提供できる装置となっています。 〈CT更新による改善点〉 1)CT検査全般で被ばく線量を下げることが可能となり、特に健診時の胸部CTでは胸部X線撮影とほぼ同等の線量で検査が可能になりました。 2)従来CT検査が苦手とした体内金属がある部位の検査も、画質の向上により構造を観察できるまでに改善されました。 3)寝台の最低高が大幅に低くなり昇降がしやすくなった、検査時の騒音が静かになった等、患者様にやさしい検査装置になりました。 冠動脈 3D表示① 冠動脈 3D表示② 冠動脈 3D表示③ 右冠動脈 左冠動脈(前下行枝) 左冠動脈(回旋枝) 大動脈① 大動脈② 肋骨平面 脊椎 血管撮影検査 血管撮影では、一般のX線写真では見えない血管に、カテーテルと呼ばれる数ミリの管を挿入し、造影剤を流しながら血管を撮影し、検査・治療を行います。当院は、平成22年4月に最新型CTと連動する装置を導入しました。 特に、冠動脈検査・治療に優れており、CTで発見された狭窄部位が一番良く見えるポジションに装置を自動的に移動させることが可能なので、無駄な撮影も省く事ができ、検査時間の短縮にもつながっています。 冠動脈狭窄治療前 治療後 CT+血管撮影の特徴詳細 1 CT画像との連動が可能になりました! 下図のように、CT画像で狭い部分が良く見える角度と同じ角度に血管造影装置が自動で動きますので、そこだけを治療すれば良く、検査時間の短縮につながります。結果、血管を写すために使用される造影剤の使用量を減らし、被ばく線量も減らすことができます。 2 56インチの大画面モニターを採用! 日本国内で4番目に導入された大画面モニターです。大きな画面のため、医師はストレスなく検査に集中することができます。 核医学検査 平成27年12月、装置更新! ごく微量の放射線を出す薬(アイソトープ)を体内に投与して、臓器の機能を検査します。投与されたアイソトープは、ガンマ線と呼ばれる微量の放射線を放出し、これを専用のガンマカメラで撮影します。投与されたアイソトープの種類によって病変部に取り込まれたり、取り込まれなかったりします。これをガンマカメラで撮影することで、病変の状態を診断します。また、アイソトープは数時間~数日で弱まるため体内に残ることはありません。 骨シンチ 心筋スキャン 心機能解析 骨密度検査 平成29年11月装置更新! 主に骨折の原因となる骨粗しょう症の予防や治療、経過観察等に行われる検査です。当院ではDXA法により、腰椎正面や左大腿骨頸部を測定します。検査台に5分ほど仰向けに寝て頂くだけで息止めの必要もありません。骨の強度=骨密度70%+骨質30%と言われています。今回の更新により骨質の評価が可能となり、より総合的な骨粗しょう症診断が可能になりました。 骨密度結果 骨質結果 乳房検査(マンモグラフィ) 平成31年1月装置更新! 2D(通常のマンモグラフィー) +CAD(乳がん検出支援システム) +3D(トモシンセシス) この組み合わせは、富山県初(2019年1月現在) 1 乳房を優しく包み込む圧迫板のため従来あった圧迫時の痛みが大幅に軽減されます。 2 高精細な画像が撮影できます。また、オプションにて、トモシンセシス撮影が可能です。 トモシンセシス撮影とは、1mm厚の断層像を作る技術で乳腺との重なりを外すことができ 腫瘍を明瞭に抽出します。 3 乳がん検出支援システムによりがんの所見を自動検出することができます。 マンモグラフィは、乳房を圧迫し薄く延ばして撮影します。しこりとして触れないようなガンによる小さな石灰化も写し出すことができます。 当院は、マンモグラフィ検診精度管理中央委員会から施設認定を受けています。また、乳腺専門医と女性の検診マンモグラフィ撮影認定技師が2名いますので、安心してご来院ください。 真上から挟んだ画像 斜めから挟んだ画像 マンモグラフィ検診施設画像認定証明書 膵胆管
当科は診療放射線技師が主で構成されており、各診療科からオーダーされる画像検査を迅速に提供しています。皆さん、胸の写真を撮られた時「大きく息を吸ってとめてください」と言われた経験があると思いますが、この時写真を撮っているのが診療放射線技師です。その他にも、以下に示す様々な検査を行っています。 特に当院では、心臓に関連した循環器領域に力を入れているため、その領域に強い装置を採用していることが特徴です。また、我々技師は撮影技術向上はもとより、乳房撮影等女性特有の検査はもちろん女性技師が担当するといった配慮も忘れずに「迅速、正確、安心・安全」をモットーとして日々努力しています。
日頃の成果が評価され富山県放射線技師会から表彰されました
一般撮影検査
X線テレビ検査
乳房検査
核医学検査
骨密度検査
MRI検査
CT検査
血管撮影検査
CT+血管撮影の特徴
平成27年12月、低被ばく・高画質なFPDシステムに更新!
X線を利用した一般的な検査で胸・腹・骨等の撮影を行います。一般撮影はもとより院内で撮影した画像は全て医師がモニターで見ますので、撮影後はそのまま外来受付へお戻りください。
平成27年12月、低被ばく・高画質な装置に更新!
X線を使って人体の透視像をTVモニターで観察しながら行う検査で、バリウムを使った胃や大腸の検査が代表に挙げられます。 また、脊髄や椎間板、膵・胆管などにも造影剤という薬を使って検査が行われます。
令和2年1月、高性能な最新装置に更新!
MRI(Magnetic Resonance Imaging)は磁気共鳴画像といい、X線は使用せず、強い磁場と電波を用います。MRIは縦や斜めの断層像も容易に得ることができます。しかし、撮影時に工事現場にいるような騒音や圧迫感があったり、ペースメーカーや脳動脈瘤クリップがある方は、検査ができないことがあります。当院では、高性能で音の静かな装置を導入しています。
令和5年3月、装置更新!
CT(computed tomography)は、X線(エックス線)を使用し人体の輪切り画像を撮影しますが、コンピュータ技術の進歩により様々な断面の画像や3D画像を、短時間で作成可能になりました。画質の向上はもちろん、従来よりも被ばく線量を大きく減らした撮影も可能となり、患者様に安全と安心を提供できる装置となっています。
〈CT更新による改善点〉
1)CT検査全般で被ばく線量を下げることが可能となり、特に健診時の胸部CTでは胸部X線撮影とほぼ同等の線量で検査が可能になりました。
2)従来CT検査が苦手とした体内金属がある部位の検査も、画質の向上により構造を観察できるまでに改善されました。
3)寝台の最低高が大幅に低くなり昇降がしやすくなった、検査時の騒音が静かになった等、患者様にやさしい検査装置になりました。
血管撮影では、一般のX線写真では見えない血管に、カテーテルと呼ばれる数ミリの管を挿入し、造影剤を流しながら血管を撮影し、検査・治療を行います。当院は、平成22年4月に最新型CTと連動する装置を導入しました。 特に、冠動脈検査・治療に優れており、CTで発見された狭窄部位が一番良く見えるポジションに装置を自動的に移動させることが可能なので、無駄な撮影も省く事ができ、検査時間の短縮にもつながっています。
1 CT画像との連動が可能になりました!
下図のように、CT画像で狭い部分が良く見える角度と同じ角度に血管造影装置が自動で動きますので、そこだけを治療すれば良く、検査時間の短縮につながります。結果、血管を写すために使用される造影剤の使用量を減らし、被ばく線量も減らすことができます。
2 56インチの大画面モニターを採用!
日本国内で4番目に導入された大画面モニターです。大きな画面のため、医師はストレスなく検査に集中することができます。
平成27年12月、装置更新!
ごく微量の放射線を出す薬(アイソトープ)を体内に投与して、臓器の機能を検査します。投与されたアイソトープは、ガンマ線と呼ばれる微量の放射線を放出し、これを専用のガンマカメラで撮影します。投与されたアイソトープの種類によって病変部に取り込まれたり、取り込まれなかったりします。これをガンマカメラで撮影することで、病変の状態を診断します。また、アイソトープは数時間~数日で弱まるため体内に残ることはありません。
平成29年11月装置更新!
主に骨折の原因となる骨粗しょう症の予防や治療、経過観察等に行われる検査です。当院ではDXA法により、腰椎正面や左大腿骨頸部を測定します。検査台に5分ほど仰向けに寝て頂くだけで息止めの必要もありません。骨の強度=骨密度70%+骨質30%と言われています。今回の更新により骨質の評価が可能となり、より総合的な骨粗しょう症診断が可能になりました。
平成31年1月装置更新!
2D(通常のマンモグラフィー)
+CAD(乳がん検出支援システム)
+3D(トモシンセシス)
この組み合わせは、富山県初(2019年1月現在)
1 乳房を優しく包み込む圧迫板のため従来あった圧迫時の痛みが大幅に軽減されます。
2 高精細な画像が撮影できます。また、オプションにて、トモシンセシス撮影が可能です。
トモシンセシス撮影とは、1mm厚の断層像を作る技術で乳腺との重なりを外すことができ
腫瘍を明瞭に抽出します。
3 乳がん検出支援システムによりがんの所見を自動検出することができます。
マンモグラフィは、乳房を圧迫し薄く延ばして撮影します。しこりとして触れないようなガンによる小さな石灰化も写し出すことができます。 当院は、マンモグラフィ検診精度管理中央委員会から施設認定を受けています。また、乳腺専門医と女性の検診マンモグラフィ撮影認定技師が2名いますので、安心してご来院ください。
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射水市民病院 放射線技術科
電話番号:0766-82-8100
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午前 8時15分から11時30分 午後 12時45分から16時00分
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