「脱腸かな?」と思ったら、悩まずDHセンターにご相談ください! 毎週金曜日 手術・外来 DHセンターのご予約・お問い合わせはこちら TEL:0766-82-8100 射水市民病院 DHセンター長・外科部長 土屋 康紀 1 「DHセンター」とは? 2 「D(脱腸=鼠径部ヘルニア)」について 3 「H(日帰り手術)」について 4 「H(日帰り手術)」の適応例 5 「DHセンター」最大の特徴=総合病院の安心感 6 「DHセンター」の概要 7 「DHセンター」受診の流れ 8 スタッフ紹介 1 「DHセンター」とは、文字通りD(脱腸=鼠径部ヘルニア)+H(日帰り手術)を強く意識したセンターです。 みなさんこんにちは!射水市民病院外科部長の土屋康紀(つちや やすのり)というものです。「地元の病院でより良い治療が受けられるように!」をモットーに日々頑張っております。腹腔鏡手術(カメラを用いた精密で傷の小さな手術)もその一環で、特に最近増加が著しい大腸癌に対する腹腔鏡手術には特に注力してきました(勿論これからもです!)。 私が当院に赴任してきて4年がたとうとしていますが、それは当院がどうすれば、さらに市民の皆様から愛され、お役に立てるか自問し続けた4年間でもありました。その中で外科としてやるべきことは以下の2点と考えております。①地元の病院でレベルの高い治療を提供する 当科で可能な治療・手術(乳癌、大腸癌など消化管手術)に対する自己研鑽は勿論、富山大学消化器・腫瘍・総合外科(第二外科)と綿密に連携し、レベルの高い治療を提供する。②地元の病院で治療するべき手術にこだわり、皆様の利便性にもこだわる 「しっかり治療」するのは当然で、さらに医療者ではなく患者様の利便性・ニーズにも対応した体制・仕組みが必要と考え「DHセンター」を設立することにいたしました。 2 「D(脱腸=鼠径部ヘルニア)」について 鼠径(そけい)部ヘルニアとは、下腹部の左右どちらか、または両方がポコッと膨らんだ病気(おなかの壁に穴ができ、腸が飛び出す=文字通り「脱腸」)で、自然には治らず、放置すれば歩行・排尿障害、ひいては腸がはまり血液が行かなくなり重症化することがあり、手術が必要と言われています(詳しくは、日本ヘルニア学会ホームページhttp://jhs.mas-sys.com/civic1.htmlを参照してください)。 手術方法は、前方アプローチ(下腹部皮膚切開)又は腹腔鏡手術、穴は縫って閉じるのか又は人工物をあてがうのか、また麻酔方法も全身麻酔、腰椎麻酔、局所麻酔など様々な方法があり、さらには日帰り手術が良いのかということも含めて、患者様の希望・全身状態を考慮して最適な治療を提案したいと思います。 3 「H(日帰り手術)」について 日帰り手術を安全に実施することは、より早い社会復帰と経済面で有利とされ、高齢者はもちろん、働き盛りの忙しい患者様に最適で、欧米諸国では広く普及し、国内都市圏の病院やクリニックでも広まりつつあります。 「DHセンター」スタッフは、日本ヘルニア学会や日本短期滞在外科手術研究会への所属、日帰り手術の有名施設での研修など、より良い治療・術後管理ができるよう努めております。 さらに将来的には「D(脱腸=鼠径部ヘルニア)」以外の日帰り手術にも対応していきたいと考えております。 ①「H(日帰り手術)」のメリット ・メリット1 時間的負担の軽減 拘束時間が大幅に短くなるので、生活のリズムを大きく変えることなく手術を受けることができます。 仕事を数日間休むことができない働き盛りの方や、子育てなどで忙しい方に最適な手術です。 ・メリット2 経済的負担の軽減 これまでの宿泊入院治療に比べて、医療費が2割から3割安くなります。 (参考)日帰り手術を行った際の一連の治療費(3割負担の場合) :5万~6万円 ※使用する薬剤の種類や量によって、料金の変動がありますので、 ご了承ください。 ※個室を希望される場合は、別途個室代がかかります。 ・メリット3 より早い社会復帰を応援 前に述べた時間的・経済的負担の軽減だけでなく、必要以上の入院は体力の低下、または感染症などの観点でも理論上良いとは言えません(例えば働き盛りの年代でも、体力がもとに戻るのに、ベッドに横になっている時間の約3倍の時間を要すると言われています)。そのためにも身体への負担を最小限に抑えるために手術、術後管理の追求がスタッフに求められることは言うまでもありません。 ②「H(日帰り手術)」のデメリット 手術が大掛かりになったり、術後経過が思わしくない場合は、H(日帰り手術)は好ましくありません。日帰り手術の適応判断をしっかり行い、かつ日帰りが可能な手術、術後管理を行う必要があります。 4 「H(日帰り手術)」の適応例 日帰り手術の対象者は、「日常生活に支障がない方、自己管理が行える方、日帰り手術を理解し希望される方」です。 患者様の安心と安全を追求し、最適な治療方法を提案していきます。 日帰り手術の適応基準(参考)1)日帰り手術の適応であること2)患者が日帰り手術を理解し希望していること3)医師の説明を受けた上で、患者が納得し、協力的であること4)生活自立上大きな問題がなく、介助や介護が最小限であること5)帰宅の際に付き添える家族や知人がいること(一人暮らしではないこと)6)通院の際の交通手段に支障がないこと 5 「DHセンター」最大の特徴=総合病院の安心感 当院は入院ベッドがある総合病院です。手術が大掛かりになったり、術後経過が思わしくない場合、総合病院のベッドが後ろに控えているという安心感が当院にはあります。 金曜日に手術をした場合、万が一退院が延長になっても土日も治療ができる当院に入院継続でき、仕事がある月曜日までに退院することも可能です。 6 DHセンターの概要 センター外来診療日:毎週金曜日 午前8時45分~(完全予約制) 外来診療場所:外科外来(Bブロック) 手術日:毎週金曜日 午前9時~(1日最大2件) 7 DHセンター受診の流れ ①電話予約(平日 午前8時30分~午後5時) ・初診のご予約はお電話(0766-82-8100)にて承ります。最初に「DHセンター外来」もしくは「外科外来」へ繋ぐよう依頼してください。 ②外来診療(金曜日 午前~) ・診察、検査、日帰り手術のご案内、手術日の決定 ③手術当日(金曜日 午前~) ・術後、病棟で療養 ⇒主治医による回診を行い、特に問題がなければ当日退院できます。 ④再診(通常2回:約1週間後+3~6か月後) ・手術直後の経過を診察するとともに、万一の晩期合併症にも対応できるよう万全の対応を取らせていただきます。 8 スタッフ紹介 「DHセンター」では様々な職種スタッフが力を合わせて、患者様の安心安全を全力でサポートします! センター長:外科部長 土屋 康紀専門:消化器外科(特に大腸)、腹腔鏡手術、鼠径部ヘルニア資格・学会・日本ヘルニア学会・日本短期滞在外科手術研究会・日本内視鏡外科学会技術認定医(大腸)・日本外科学会指導医・専門医・日本消化器外科学会指導医・専門医・日本臨床外科学会評議員・日本消化器内視鏡学会指導医・専門医・インフェクションコントロールドクター(ICD)・医学博士 6階病棟師長 石川 三奈(術後管理担当・日本短期滞在外科手術研究会) 手術が決まったら、当日にオリエンテーションとして手術までの過ごし方、手術当日のことから術後の過ごし方まで、詳しく説明いたします。 患者様の手術に対する不安を取り除き、安心して治療できるようにサポートいたします。 外科外来看護師 荒木 未紀(外来担当・日本短期滞在外科手術研究会) 外来は患者様と一番最初に会う場所です。皆様に安心して当院を受診していただき、治療を受けていただけるよう、スタッフ一同、誠心誠意対応させていただきます。 手術室看護師 山下 陽一(手術担当) 手術を受けることに対して皆さん不安があると思います。その不安を少しでも軽減できるように患者さんに寄り添い、コミュニケーションを取り手術を行っていきます。また、安全に手術を受けられるよう医師と連携し、患者さんをサポートいたします。 事務スタッフ一同 鼠径部ヘルニアの推定年間患者数は約30万人とも言われていますが、手術件数は約15万件とされ(射水市の人口を9万人とすると、年間患者270人中135人しか手術治療されていない計算)、多くの鼠径部ヘルニアが放置されていると考えられます。多くの患者様にこのことを認識していただけるように「DHセンター」から積極的に情報発信するとともに、安心して、気軽に治療が受けられるよう体制を整えていきたいと考えています。
「脱腸かな?」と思ったら、悩まずDHセンターにご相談ください!
DHセンターのご予約・お問い合わせはこちら
TEL:0766-82-8100
射水市民病院 DHセンター長・外科部長 土屋 康紀
1 「DHセンター」とは?
2 「D(脱腸=鼠径部ヘルニア)」について
3 「H(日帰り手術)」について
4 「H(日帰り手術)」の適応例
5 「DHセンター」最大の特徴=総合病院の安心感
6 「DHセンター」の概要
7 「DHセンター」受診の流れ
8 スタッフ紹介
みなさんこんにちは!射水市民病院外科部長の土屋康紀(つちや やすのり)というものです。「地元の病院でより良い治療が受けられるように!」をモットーに日々頑張っております。腹腔鏡手術(カメラを用いた精密で傷の小さな手術)もその一環で、特に最近増加が著しい大腸癌に対する腹腔鏡手術には特に注力してきました(勿論これからもです!)。 私が当院に赴任してきて4年がたとうとしていますが、それは当院がどうすれば、さらに市民の皆様から愛され、お役に立てるか自問し続けた4年間でもありました。その中で外科としてやるべきことは以下の2点と考えております。①地元の病院でレベルの高い治療を提供する 当科で可能な治療・手術(乳癌、大腸癌など消化管手術)に対する自己研鑽は勿論、富山大学消化器・腫瘍・総合外科(第二外科)と綿密に連携し、レベルの高い治療を提供する。②地元の病院で治療するべき手術にこだわり、皆様の利便性にもこだわる 「しっかり治療」するのは当然で、さらに医療者ではなく患者様の利便性・ニーズにも対応した体制・仕組みが必要と考え「DHセンター」を設立することにいたしました。
鼠径(そけい)部ヘルニアとは、下腹部の左右どちらか、または両方がポコッと膨らんだ病気(おなかの壁に穴ができ、腸が飛び出す=文字通り「脱腸」)で、自然には治らず、放置すれば歩行・排尿障害、ひいては腸がはまり血液が行かなくなり重症化することがあり、手術が必要と言われています(詳しくは、日本ヘルニア学会ホームページhttp://jhs.mas-sys.com/civic1.htmlを参照してください)。
手術方法は、前方アプローチ(下腹部皮膚切開)又は腹腔鏡手術、穴は縫って閉じるのか又は人工物をあてがうのか、また麻酔方法も全身麻酔、腰椎麻酔、局所麻酔など様々な方法があり、さらには日帰り手術が良いのかということも含めて、患者様の希望・全身状態を考慮して最適な治療を提案したいと思います。
日帰り手術を安全に実施することは、より早い社会復帰と経済面で有利とされ、高齢者はもちろん、働き盛りの忙しい患者様に最適で、欧米諸国では広く普及し、国内都市圏の病院やクリニックでも広まりつつあります。 「DHセンター」スタッフは、日本ヘルニア学会や日本短期滞在外科手術研究会への所属、日帰り手術の有名施設での研修など、より良い治療・術後管理ができるよう努めております。 さらに将来的には「D(脱腸=鼠径部ヘルニア)」以外の日帰り手術にも対応していきたいと考えております。
①「H(日帰り手術)」のメリット
・メリット1 時間的負担の軽減 拘束時間が大幅に短くなるので、生活のリズムを大きく変えることなく手術を受けることができます。 仕事を数日間休むことができない働き盛りの方や、子育てなどで忙しい方に最適な手術です。
・メリット2 経済的負担の軽減 これまでの宿泊入院治療に比べて、医療費が2割から3割安くなります。 (参考)日帰り手術を行った際の一連の治療費(3割負担の場合) :5万~6万円 ※使用する薬剤の種類や量によって、料金の変動がありますので、 ご了承ください。 ※個室を希望される場合は、別途個室代がかかります。
・メリット3 より早い社会復帰を応援 前に述べた時間的・経済的負担の軽減だけでなく、必要以上の入院は体力の低下、または感染症などの観点でも理論上良いとは言えません(例えば働き盛りの年代でも、体力がもとに戻るのに、ベッドに横になっている時間の約3倍の時間を要すると言われています)。そのためにも身体への負担を最小限に抑えるために手術、術後管理の追求がスタッフに求められることは言うまでもありません。
②「H(日帰り手術)」のデメリット
手術が大掛かりになったり、術後経過が思わしくない場合は、H(日帰り手術)は好ましくありません。日帰り手術の適応判断をしっかり行い、かつ日帰りが可能な手術、術後管理を行う必要があります。
日帰り手術の対象者は、「日常生活に支障がない方、自己管理が行える方、日帰り手術を理解し希望される方」です。 患者様の安心と安全を追求し、最適な治療方法を提案していきます。
日帰り手術の適応基準(参考)1)日帰り手術の適応であること2)患者が日帰り手術を理解し希望していること3)医師の説明を受けた上で、患者が納得し、協力的であること4)生活自立上大きな問題がなく、介助や介護が最小限であること5)帰宅の際に付き添える家族や知人がいること(一人暮らしではないこと)6)通院の際の交通手段に支障がないこと
当院は入院ベッドがある総合病院です。手術が大掛かりになったり、術後経過が思わしくない場合、総合病院のベッドが後ろに控えているという安心感が当院にはあります。
金曜日に手術をした場合、万が一退院が延長になっても土日も治療ができる当院に入院継続でき、仕事がある月曜日までに退院することも可能です。
①電話予約(平日 午前8時30分~午後5時)
・初診のご予約はお電話(0766-82-8100)にて承ります。最初に「DHセンター外来」もしくは「外科外来」へ繋ぐよう依頼してください。
②外来診療(金曜日 午前~)
・診察、検査、日帰り手術のご案内、手術日の決定
③手術当日(金曜日 午前~)
・術後、病棟で療養 ⇒主治医による回診を行い、特に問題がなければ当日退院できます。
④再診(通常2回:約1週間後+3~6か月後)
・手術直後の経過を診察するとともに、万一の晩期合併症にも対応できるよう万全の対応を取らせていただきます。
「DHセンター」では様々な職種スタッフが力を合わせて、患者様の安心安全を全力でサポートします!
センター長:外科部長 土屋 康紀専門:消化器外科(特に大腸)、腹腔鏡手術、鼠径部ヘルニア資格・学会・日本ヘルニア学会・日本短期滞在外科手術研究会・日本内視鏡外科学会技術認定医(大腸)・日本外科学会指導医・専門医・日本消化器外科学会指導医・専門医・日本臨床外科学会評議員・日本消化器内視鏡学会指導医・専門医・インフェクションコントロールドクター(ICD)・医学博士
6階病棟師長 石川 三奈(術後管理担当・日本短期滞在外科手術研究会) 手術が決まったら、当日にオリエンテーションとして手術までの過ごし方、手術当日のことから術後の過ごし方まで、詳しく説明いたします。 患者様の手術に対する不安を取り除き、安心して治療できるようにサポートいたします。
外科外来看護師 荒木 未紀(外来担当・日本短期滞在外科手術研究会)
外来は患者様と一番最初に会う場所です。皆様に安心して当院を受診していただき、治療を受けていただけるよう、スタッフ一同、誠心誠意対応させていただきます。
手術室看護師 山下 陽一(手術担当)
手術を受けることに対して皆さん不安があると思います。その不安を少しでも軽減できるように患者さんに寄り添い、コミュニケーションを取り手術を行っていきます。また、安全に手術を受けられるよう医師と連携し、患者さんをサポートいたします。
事務スタッフ一同 鼠径部ヘルニアの推定年間患者数は約30万人とも言われていますが、手術件数は約15万件とされ(射水市の人口を9万人とすると、年間患者270人中135人しか手術治療されていない計算)、多くの鼠径部ヘルニアが放置されていると考えられます。多くの患者様にこのことを認識していただけるように「DHセンター」から積極的に情報発信するとともに、安心して、気軽に治療が受けられるよう体制を整えていきたいと考えています。
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