射水市民病院
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2020年5月 ソケイヘルニアについて

2020年4月30日更新

外科部長 大村 哲也

 ソケイヘルニアは脱腸とも呼ばれ、下腹部の足の付け根辺りが膨らむ病気です。放置すると段々大きくなり、筋肉の膜が裂けてできた穴から腸などの内臓が飛び出します。体の表面から見ると膨らんで見えるのはこのためで、飛び出した内臓が戻ると表面上は平たくなりますが、飛び出した部分には内臓の通り道ができており自然に治ることはありません。

 お腹に力を入れる機会や立っていることが多い人に起こりやすく、肥満や妊娠なども誘因とされています。体の表面から圧迫するベルトは抑えるだけで治療にならず、場合によっては飛び出した内臓を傷つけてしまいお勧めはできません。

 ソケイヘルニアの治療は外科で行い、飛び出した臓器をお腹の中へ戻し、その穴を塞ぐ治療となります。従来は筋肉を縫い合わせて治す方法が主流でしたが再発が多く痛みも強いため、現在では人工のメッシュを用いて修復する方法が主流です。かんとん(嵌頓)と言って、飛び出した内臓が戻らなくなり血の流れが悪くなると内臓が腐敗し、かなり強い痛みを伴い、治療が遅れると致命的になります。膨らむと同時に違和感や痛み、戻らない等の場合は早めに医療機関を受診してください。

【日本ヘルニア学会HPより抜粋】

 

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