射水市民病院
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2019年5月 「労作時の息切れ」について

2019年4月26日更新

循環器内科部長 原田 大輔

 労作時には安静時と比べ物にならないほど酸素が必要となります。人間の体は、労作の程度に合わせて、「心臓」、「肺」、「血液量」、「筋肉」、この4つの能力を動員し、労作に必要な酸素を各臓器に届けようとします。この4つはいつも全力を出しているわけではありません。運動の程度に合わせて、それぞれの予備能力が動員されます。しかし、この4つの能力が低下し、運動に見合った量の酸素が供給できなくなると、「労作時の息切れ」を感じることになります。

 この4つの予備能力は加齢とともに衰えてくることは間違いありませんが、「息切れ」の中には心臓や肺の病気、貧血、筋肉などの病気が潜んでいることもしばしば見受けられます。「最近、息切れしやすいな」と感じることがあれば、まず年齢や運動不足の所為にするのではなく、「ひょっとすると何か病気があるのかもしれない」と疑ってみるのも良いかもしれません。悪い病気が発見されることは誰しも怖いものですが、どのような病気でも「早期発見、早期治療」が重要です。息切れでお困りの場合は放置するのではなく、人間ドックや医療機関に受診し、検査を受けることをお勧めします。

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