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平成29年4月 爪の切り方

皮膚科医師 渋谷 高子

 爪を切る時、爪先の白い部分をすべて切っていませんか?ズバリ、これは切りすぎです。

 指先の皮膚や爪床(爪の下の皮膚)を露出させてしまうほど爪を切ってしまった状態のことを深爪と言いますが、この深爪が陥入爪(かんにゅうそう)の原因のひとつと言われています。陥入爪とは、爪が周囲の皮膚にくい込んで炎症を起こした状態のもので、足の親指に生じやすく、歩くと強い痛みがあります。歩行時、足の親指は“爪表面(爪甲)側からの力”と“床からの力”を受けますが、爪が短いと指先は爪甲による抑えがないために、爪の角が皮膚にくい込んでしまい陥入爪になります。

 また手指に関しては、爪を短く切りすぎることで指先の皮膚が荒れやすくなり、時には亀裂を生じることもあります。爪は指先を守る働きを持つ重要な部位ですが、誤った爪の切り方をすると、逆に皮膚のトラブルを招いてします。

 爪の理想的な切り方は、図のように爪を直線に切る切り方です。爪の白い部分にこだわらず、指と爪の長さがほぼ同じになるくらいがちょうどいい長さです。爪の端から数回に分けて直線に切っていき最後にヤスリで角を整えます。お風呂上りは爪が柔らかくなっており、爪を切った際の負担も一番少ないので最も適したタイミングです。
爪
 爪の白い部分をすべて切ってしまわず、適切な長さで爪を切り、指先の皮膚トラブルを防ぎましょう。

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