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平成28年8月 加齢(エイジング)に伴う膝の痛み

整形外科部長 林 美希

 加齢とともに身体にはいろいろな変化が生じます。その中で、骨や軟骨や筋肉といった運動器も加齢に伴い衰えていくものです。膝関節の周囲の筋肉が衰えて膝の軟骨にかかる負担が大きくなり、結果として徐々に軟骨が傷んでしまう病態が、変形性膝関節症(以下、膝OA)です。それ以外にも、ケガをして軟骨、靭帯や半月板を傷つけてしまい、それがきっかけとなり中年期でも膝OAを生じてしまうこともあります。

 膝OAは、何もしなければ加齢とともに徐々に悪化してしまいます。初期の症状は、動き始めの痛みや正座時の違和感程度ですが、そのまま放置していると徐々に歩行時痛やO脚の悪化(変形)、膝の不安定性等を伴い加速的に悪化してしまいます。痛みのために運動がしづらくなり、そのためにさらに筋力が衰えて膝の負担が増えて軟骨が傷む、といった悪循環につながります。

 したがって早期より積極的に膝周囲の筋肉を鍛え、加齢による変化をできるだけ抑えることが、膝OAを悪化させないためにはとても大事なことなのです。しかし、膝に大きな負担をかけずにトレーニングを行うことは、専門家の元で適切に行う必要があります。

 年は重ねるものですが、いくつになっても元気はつらつな生活を送りたいものですね。そのお手伝いができたら良いと思っています。中高年の皆さん、膝のトレーニングに興味のある方はご相談ください。

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