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平成28年7月 熱中症について

循環器内科副部長 原田 大輔

 今年も暑い季節がやってきました。この季節、特に注意しておきたい病気が熱中症です。昨年の夏には、全国で5万人以上の方が熱中症で救急搬送されています。その中で富山県は350人程度と、全国と比較しても少ないようですが、死亡例も少数ながら報告されています。

 熱中症で救急搬送される方の半数が高齢者であり、高齢者の皆さまには特に注意していただきたいと思います。高齢者に熱中症が多い理由には加齢に伴う体の変化があげられます。加齢によって体温調節能力が低下し、皮膚が暑さに対して鈍感になります。また「あまりのどが渇かない」など水分調整能力も低下しているため、熱中症を発症しやすくなっています。

 熱中症にならないように、外出の際は日よけ対策や涼しい服装で、こまめな塩分、水分補給をしてください(塩分制限をしている患者さんは主治医に相談してください)。また高温多湿な室内で熱中症を発症する例もまれではありません。室温28℃を超えないようにして、なるべく涼しく過ごしましょう。

 熱中症による症状は様々ですが、めまい、たちくらみ、こむら返り、手足のしびれなど自覚症状がまだ軽いうちに熱中症を疑い、涼しい場所で安静にして水分を補給しましょう。症状が改善しない場合には、速やかに医療機関を受診することをお勧めします。熱中症に気をつけて暑い夏を乗り切りましょう。

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