現在の位置:ホーム 過去の健康コラム > 平成28年2月 節分の豆には要注意!

平成28年2月 節分の豆には要注意!

小児科部長 長森 万里子

 節分といえば豆まきですが、この時期には子どもが豆を気道に詰まらせてしまう事故が多発しますので、注意が必要です。

 生後半年から3歳頃までの子どもは、身の回りの興味があるものを何でも口に持っていく特徴があります。口にものを入れている時に、泣く・笑う・驚くなどがきっかけとなって吸い込んでしまい、気道に入ってしまう可能性があります。急にせき込んだ後、せきが続いたり息をすると喉や胸からゼーゼー、ヒューヒューという音が聞こえる場合は、気道異物が疑われます。

 気道異物事故は0~3歳までの子どもに多発し、ピーナッツや大豆などの食べ物を詰まらせることが多いです。4歳以降では歯の詰め物やおもちゃなども原因となります。気道に入った異物が完全に気道を閉塞してしまうと呼吸困難となり、脳に障害を残したり死に至ることもあります。実際、毎年50名近くの子どもが、食物などによる窒息で命を落としています。また完全に気道をふさがなくても、異物が気道に残ったままにしておくと、後で肺炎になったり気管に穴があいたりする危険性があるので、緊急に内視鏡などで異物を取り除く処置が必要です。

 このような事故を予防するためには、3歳になるまではピーナッツを与えない、おもちゃなど小さいものを子どもの身の回りにおかない、ものを子どもの口に入れたまま走ったりふざけて大笑いしたり、おむつ替えをしないなど、その危険性を認識することが大切です。家族みんなで注意して、安全に豆まきを楽しみましょう。

現在の位置:ホーム  > 過去の健康コラム  > 平成28年2月 節分の豆には要注意!