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平成27年10月 腰椎椎間板ヘルニアに対する内視鏡下椎間板切除術

整形外科医長 三上 悠

 近年、内視鏡(いわゆるカメラ)のデジタル化や性能向上に伴って、外科手術における内視鏡の導入が全国的に広がっています。当院でも平成27年4月から腰椎手術に対して内視鏡を導入しました。

 腰椎椎間板ヘルニアの治療には、内服薬・ブロック注射・物理療法等の保存治療が有効な場合が多いのですが、一部の症例では手術治療が必要となります。手術を行う場合「小さい傷で痛みを少なく」などの理由から、従来法ではなく「内視鏡下椎間板ヘルニア切除術」(以下MED)を希望する方が増えています。MEDでは手術中にX線透視装置を使用し、より確実でピンポイントに手術を行います。皮膚切開は2cm弱で、筋肉を分けながら手術用器具を挿入することで、筋肉を骨から剥がすことなくヘルニアに到達し、内視鏡で拡大した明るい視野でヘルニアを切除できます。

 MEDでは傷跡が小さい、術後の疼痛が軽い、手術翌日から起き上がって歩行が可能なほど回復が早い、感染の危険性が少ない、筋肉へのダメージがより小さく済む等のメリットがあげられます。また腰椎椎間板ヘルニアだけではなく、腰部脊柱管狭窄症といった病気でも内視鏡を用いて手術を行っています。

 脊椎の形やヘルニアの出る場所によっては内視鏡で対応できない場合もありますので、手術をお考えの方はご相談ください。

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