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平成27年7月 婦人科と漢方

婦人科医師 米澤 理可

 みなさん、漢方薬をご存じですか? 漢方薬とは日本古来より用いられている、自然の生薬から構成されるお薬のことです。当婦人科でも、主に西洋薬では改善しにくい症状などに対し広く使用しています。

 若い女性では、様々なストレスなどが原因で月経が止まってしまうことがあります。診察の際、原因を調べた上でまずはホルモン治療を行い、その後自然に経過を診るなかで当帰芍薬散(とうきしゃくやくさん)などを処方します。妊娠を希望される方にも、月経を整え、冷えの改善などのために漢方薬を処方しています。妊娠・授乳中の方でも、禁忌の生薬に注意すれば漢方薬を飲むことができ、当帰芍薬散は安胎薬としても知られています。

 また、50歳前後の女性に多い更年期障害の治療にも漢方薬は大活躍します。急なほてり(ホットフラッシュ)やイライラには加味逍遥散(かみしょうようさん)、うつ症状やめまいには、半夏厚朴湯(はんげこうぼくとう)などを処方します。

 注意する点としては、漢方薬は自然の生薬とはいえ薬剤であることです。西洋薬と同様にまれに副作用もありますので、医師・薬剤師の指導のもと安全に服用しましょう。また、医師の診断により保険診療にて処方することが可能です。気になる症状のある方はご相談ください。

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