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平成27年3月 C型肝炎を治そう

内科部長 西森 弘

 C型慢性肝炎は、HCVというウイルスが肝臓に持続感染し、炎症を引き起こす疾患です。HCVに感染すると約70%が慢性化し、自覚症状がないまま病態が進行します。さらに肝臓の線維化が進むと、肝硬変になり発がん率が高まります。

 1989年にHCVが発見され、1992年から抗ウイルス療法であるインターフェロン単独療法が始まりました。しかし、30%程度の方にしか効果がなかったため、その後インターフェロンと、リバビリンによる2剤併用療法、テラプレビル及びシメプレビルによる3剤併用療法と、多くの方に効果が得られるように工夫され進歩してきました。

 これらの治療はインターフェロンの投与が必要なため、副作用により治療が継続できない方や、これまでの治療では効果が得られなかった方には課題が残されていましたが、平成26年に、インターフェロンを使わない「ダクルインザ・スンベプラ併用療法」ができるようになりました。ダクルインザとスンベプラは、ウイルスが増えるために必要なタンパク質の作用を阻害する直接作用型抗ウイルス薬です。いずれも内服薬で、24週間服用していただきます。治療の効果は非常に高く、C型肝炎は治る時代になってきました。

 皆さんに血液検査を受けていただき、C型肝炎と言われたら最寄りの医療機関を受診していただきたいと思います。

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