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平成26年11月 ヘリコバクター・ピロリ菌と慢性胃炎について

内科部長 堀 幹夫

 「ヘリコバクター・ピロリ菌」は胃の中を移動する細菌で、オーストラリアの医師によって1980年代に発見されました。それまでは、胃潰瘍や十二指腸潰瘍の主たる原因はストレスや生活習慣、一部の薬剤であると考えられていましたが、現在では、このピロリ菌の感染が引き金になることが明らかになっており、再発を繰り返す胃・十二指腸潰瘍の治療に革命をもたらしました。

 日本人は先進国の中でも、ピロリ菌感染率の高いことが知られています。日本人の約50%以上がピロリ菌に感染しているとの調査結果もあり、中でも「50代以降では保持者が70%以上」とも言われています。

 平成12年から、ピロリ菌の除菌は保険適応が認められていましたが、平成25年2月から「慢性胃炎」の患者さんにも保険適応が拡大されました。慢性胃炎は基本的には無症状であることが多いですが、時には悪心、嘔吐、胸焼け、ゲップ、上腹部の重い感じ・鈍痛、食欲不振などをきたすこともあります。

 これらの症状に心当たりのある方は、胃内視鏡検査を受けた後、ピロリ菌の有無を確認し除菌を開始することができますので、気軽にご相談ください。

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