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平成26年7月 キズのケアについて

皮膚科医長 渋谷 高子

 皮膚にできたキズの対処法として「キズは乾かして、かさぶたを作った方がいい」などいろいろ言われますが、どの方法がキズを早くきれいに治すことができるのでしょうか。正しいケアについては、
 ①水道の流水で洗う(異物や細菌を取り除きます。)。
 ②キズをよく観察し、タオルやティッシュペーパーで押さえる。
 ③絆創膏などでキズ口を保護する(絆創膏は1日1回貼り替えましょう。)。
 ④キズの経過を観察する。

 水で洗い流してから、市販の消毒剤を使うのも一つの方法ですが、刺激の強いものは治癒を妨げることがあります。現在では、湿潤療法=「キズ口を清潔にし、そこから出る透明な液体(滲出液(しんしゅつえき))を保った方が痛みが少なく、早くきれいに治る」という考えに基づいた治療が一般的です。滲出液には「キズを治す成分」が含まれており、キズ口を乾かさない方が自然治癒しやすくなるためです。

 市販品では「ハイドロコロイド素材」絆創膏を利用すると滲出液を保持できるため、3~4日に1回の貼り替えですみ便利です。注意点として、感染がみられるキズ(赤く、熱や腫れ、痛みや膿を持っているようなキズ)は重症化することがあるため、この絆創膏は使用しないでください。

 キズができて3~4日後に赤く腫れて痛むよう場合は、感染を起こしている可能性がありますので、速やかにご相談ください。

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