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平成26年6月 大腸がん

外科医長 大村 哲也

 大腸の主な機能は食べたものから水分を吸収し、便をつくることです。大腸のがんは大腸の上皮細胞から発生し、ゆっくり進行しますが、進行した場合はリンパ節や肝臓や肺などの臓器に転移します。

 大腸がんの症状としては、便に血が混じる、下痢や便秘をくり返す、便が細くなる・残る感じが続く、おなかが張る・痛い、貧血、体重減少などがあります。また、進行した場合は腸閉塞症状(嘔吐、腹部膨満、腹痛など)で発見される場合もあります。よくあるのが血便ですが、痔などでも同じような症状となるため検査せずに放置して発見が遅れる方もおられます。

 大腸がんは、早期に治療すれば100%に近い確率で完治しますが、早期の状態ではたいてい自覚症状はありません。そのため、検診で便潜血検査(便に血液が混じっているかどうかをみる検査)を受けることがとても大切です。この検査は健康な人の中から、精密検査が必要な人を選びだす最も有効で負担の少ない検査法です。

 精密検査として主なものには大腸内視鏡検査があります。この検査は下剤を飲んでいただき、カメラで直接、大腸の粘膜を観察するもので、近年の機器の進歩により安全な検査になっています。早めに検診を受けて早期発見をめざしましょう。当院では内科で大腸内視鏡検査を行っており、外科的治療が必要な場合は当科で対応いたします。気軽にご相談ください。

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