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平成26年5月 メタボリックシンドローム

内科循環器科医師 押谷 光一

 「メタボリックシンドローム」という言葉をよく耳にすると思います。これは、昔「死の四重奏」、「シンドロームX」、「内臓脂肪症候群」などと呼ばれていたもので、内臓脂肪型肥満に高血糖、高血圧あるいは脂質異常症が2つ以上合併した状態をさします。では、近年どうしてこの名前が騒がれるようになったのでしょうか。

 メタボリックシンドロームは、心筋梗塞や脳梗塞などの動脈硬化性疾患の発症リスクを高めるからです。心筋梗塞や脳梗塞は生命をおびやかす重大疾患ですので、予防と早期治療が重要です。一旦発症して治療が遅れると、心不全により入退院をくり返したり、四肢の麻痺のために生活の質が低下するだけでなく、長期治療による医療費もかさみます。メタボリックシンドロームにならない生活習慣が強くすすめられるのはこのためです。

 メタボリックシンドロームには、まず内臓脂肪の蓄積が存在しますので、食事療法によるカロリー制限や運動療法を中心として、体重をコントロールして筋力をきたえることが欠かせません。それでも高血糖や高血圧、脂質異常症がコントロールできない場合には、薬物治療も大変有効です。

 内臓脂肪蓄積のサインである腹囲が、男性で85cm以上、女性で90cm以上の方は気軽にご相談ください。

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