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平成26年2月 CT室における医療安全

外科部長 太田 長義

 造影剤を血管内注射して撮影する「造影CT検査」を行った患者さんの約3%に造影剤による副作用が生じるといわれています。少ない発生率と思われるかもしれませんが、ショックなどの重篤な副作用もあり、初発症状の早期発見・早期治療がきわめて重要です。

 副作用の多くは造影剤注入後15分以内に発生します。現在、当院では患者さんに安全に造影CT検査を受けていただくために、造影剤注入後の監視体制を強化し、独自の安全対策を行っています。

 安全対策としてはまず、検査終了直後に担当看護師が副作用の発生状況を確認するため、患者さんの問診及び視診を行います。次に造影剤注入後15分間は、早期治療を行うための点滴ルートを確保した状態で患者さんにCT室前で休んでいただき、テレビモニターで患者さんの状態を観察します。

 その際、患者さんには何か症状が出現したときにすみやかに看護師を呼べるように、ナースコールを携帯していただきます。15分経過後、点滴ルートを抜去して副作用の症状について再度確認し、それ以降も異常を感じた場合はすみやかに申告していただくようにしています。

 以上のように、当院独自の監視体制により造影剤副作用を早期に発見し、早期に治療を行える態勢が整っています。わたしたちは、患者さんが安心して検査を受けていただけるよう、CT室における医療安全を徹底しています。

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