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平成25年10月 帯状疱疹と関連痛

麻酔科部長 竹林 毅

 「帯状疱疹」(たいじょうほうしん)は、水痘(水ぼうそう)と同じウイルスが原因で発症します。これは小児期に感染した水痘ウイルスが、神経節に潜伏感染していて、免疫力が低下した時に神経節から神経を伝って症状が出るものです。主な症状としては、神経に沿って出現する皮疹と痛みです。痛みは、皮疹の出現する前からみられることが多く、しばしば夜間も眠れないほど強いことがあります。

 帯状疱疹は、加齢により発症頻度が高くなるので、一生のうち約30%の方におこり、85歳までのほぼ半数の方に生じると推測されています。痛みは、皮疹の軽快とともに消失していくのですが、帯状疱疹後神経痛といって、痛みだけが残存する場合があります。これは難治性で長期間にわたり、鎮痛のコントロールがむずかしい場合が多く、難治性神経障害性疼痛のひとつとされています。

 治療方法は、発症早期からの抗ウイルス薬投与や、鎮痛薬投与・神経ブロックなどで鎮痛を図ることで、帯状疱疹後神経痛に移行するのを防ぐ可能性があるとされています。また、水痘ワクチン接種により、帯状疱疹の予防や症状の軽減に効果があるともいわれています。

 帯状疱疹が発症して痛みが強い場合、できるだけ早い時期から麻酔科外来を受診してみてください。

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