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平成25年9月 脂質異常症について

内科/循環器科医師 桑原 弘幸

 「脂質異常症」は、以前は高コレステロール血症や高脂血症と呼ばれていました。悪玉(LDL)コレステロールや中性脂肪が高いことや、善玉(HDL)コレステロールが低いことが問題です。

 さて、脂質異常症になると何がおこるのでしょう。それは心筋梗塞や狭心症、脳梗塞などの動脈硬化疾患(血管の病気)にかかりやすくなることです。これらの病気は、命にかかわる可能性が高いため、脂質異常症を早期に治療することはとても大切です。特に、動脈硬化に大きく関与するLDLコレステロールを下げることは、予防効果が大きいとされています。また、中性脂肪が高いと、膵炎という重大な病気をひきおこすことがあります。

 脂質異常症の治療としては、まず、油っこい食事やカロリーの高い食事を制限し、有酸素運動を1日30分程度行う食事・運動療法を行います。それを3~6か月間続けても改善が認められなければ、内服薬による治療をします。

 健診をうけてLDLコレステロールや中性脂肪が高くても、何の自覚症状もないため、放置している方がおられると思います。しかし、知らない間に重大な病気が進行しないようにするために、また、同じ病気を繰り返さないためにも、しっかり治療を受けましょう。脂質について気になる方や、健診で脂質異常を指摘されたことのある方は、気軽にご相談ください。

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