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平成25年8月 胃がんについて

外科医師 河合 俊輔

 胃がんは60~70歳台の男性に多く、男性は女性の2倍の確率で罹患するとされています。胃がん発症の原因はいまだに明らかにされていませんが、ピロリ菌感染、大量の飲酒、喫煙、食生活などが関連しているといわれています。

 胃がんは自覚症状が出にくく、症状があっても、上腹部不快感、腹部膨満感、胸焼け、食欲不振、口臭、体重減少、易疲労感など多岐にわたり、必ずしも特有な症状があるわけではありません。

 そのため、検診での発見が重要であり、上部消化管内視鏡検査、胃透視造影検査、便潜血検査などを行い早期発見に努めます。早期で発見された胃がんは、治療後の5年生存率が90%以上とされています。

 さらに近年では、極めて早期で胃がんが発見され、内視鏡的治療を受けられる方が増えています。内視鏡的治療は腹部に大きな傷が残ることもなく、患者さんは、治療後も食事に制限のない質のよい生活を送ることができます。

 治療技術の向上により、胃がんによる死亡率は年々減少傾向となっていますが、集団検診の普及の結果、早期発見されることが多くなり、罹患率はむしろ上昇傾向にあります。また、ある程度進行した胃がんに関しては、外科手術、化学療法といった治療法を選択します。

 胃は食物を貯め込み、消化・吸収に関わる私たちにとって大事な臓器です。ぜひ積極的に検診を受け、早期に異常を発見し、適切な治療を行いましょう。当院がお手伝いさせていただきます。

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