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平成25年6月 心臓病になってからの運動

内科/循環器科副部長 能登 貴久

 「心臓の病気をしたら、あまり動かないほうがいいですか?」と、よく質問されます。たしかに動きすぎはよくありませんが、動かないのもよくありません。心臓病の治療を受けていれば、適切な運動を行ったほうが入院する頻度が少なくなるといわれています。つまり、元気に長生きできるということになります。

 では、「適切な運動」とはどのようなものでしょうか。一言に「運動」といっても全力で走ったり、歩いたり、泳いだり、筋力トレーニングなど重いものを持ち上げたりと、いろんな運動があります。心臓病の方に適した運動とは、息を止めずに呼吸をしながら30分ほど続けられる運動となります。早く走ったり、重いものを持ち上げたりする際は息を止めているため、適していません。

 このように息を止めている運動を無酸素運動、呼吸を続けながら行う運動を有酸素運動といい、有酸素運動ではジョギング、歩行、自転車こぎなどが代表的です。心臓病の方には有酸素運動を1回30分、週3回以上行うのが最も効率的です。また、どの程度の強さで運動すればよいかということが大切です。心臓病の種類や、その方の心臓の能力によって程度が異なりますので、主治医と相談する必要があります。

 現在、心臓病の方の運動は治療として保険診療が認められており、病院で定期的に運動療法を受けることができます。どうぞ気軽にご相談ください。

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