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平成25年5月 肩の痛みについて

整形外科副部長 林 美希

 肩関節の痛みといっても、必ずしも肩が痛くなるわけではなく、肩の背面や上腕部に痛みを感じたり、痛みの部位がはっきりしないことが多くあります。また、レントゲンで異常がないことがほとんどであり、一般に五十肩=年齢的な変化と診断されて、漫然と経過をみておられる方が多いのではないでしょうか。

 しかし、なかなか痛みが改善しない方のなかに、「腱板断裂」(肩甲骨と上腕骨をつないでいる腱が切れた病態)が隠れていることがあります。また、長い間その痛みにより肩を動かさなかったために「凍結肩」という状態になってしまっている方もおられます。凍結肩の治療にはリハビリが必須です。

 腱板断裂の治療は、まずは注射や理学療法などの保存療法をおこないますが、活動性の高い方で3か月以上痛みや力の入りにくさが続いている場合には、断裂した腱板を修復する手術をおすすめしています。

 当院での手術は、関節鏡というカメラを入れて処置をする『肩関節鏡手術』をおこなっています。これは肩に1cm程度の小さい穴をあけ、そこからカメラを入れて肩の内部を覗きながら手術するもので、従来の手術と比べて術後の痛みが少なく、傷跡が小さく目立たない、入院期間が短いなどさまざまなメリットがあります。

 肩の痛みで困っておられる方は気軽にご相談ください。

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