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平成25年3月 なんとなく気になる足のむくみ

内科/循環器科医長 原田 大輔

 先日、患者さんから「朝起きた時は問題ないのだけれど、仕事から帰ってきて、ふと足を見たら、むくんでいたのよね。」と相談されました。「足のむくみ(医学用語で「浮腫」といいます。)」は、循環器外来において相談をうけることが多い症状のひとつです。

 その原因の多くは、足の静脈やリンパの流れが悪くなっているためで、まず命にかかわることはありません。しかし、足の浮腫は、心臓病である心不全のひとつのサインである場合があるので、注意が必要です。

 報告によれば、心不全が原因で浮腫となる確率は10%程度で、高齢者になるほど、その頻度は上昇するとされています。心不全による浮腫が自然に改善する場合もありますが、多くは放置しておくとさらにひどくなり、やがて活動時に息切れなどの症状が出現してきます。

 症状がすすむと、夜間安静時にも息苦しくなり、眠れなくなることがあります。息苦しさを伴う心不全は比較的重症です。したがって、浮腫の段階で心不全を早期に発見できることが診療上重要です。

 最近、突然足がむくんできた、あるいは、歩くと息切れがしてきたなどの症状を認めた場合には、気軽にご相談ください。

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