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平成25年2月 大腸がんについて

外科医師 山口 哲司

 がんの中でも大腸がんは年々増える傾向にあり、男性の12人に1人、女性の15人に1人が大腸がんにかかるといわれています。原因としては過体重や肥満、高脂肪食や食物繊維が少ない食事、アルコール多飲や喫煙などがあげられます。

 早期がんの場合はほとんど症状がなく、検診で偶然発見されることがありますが、進行がんになると便に血が混じったりします。痔などでも同じような症状がでますが、早めに医療機関を受診することが早期発見につながります。

 大腸がん検診は便潜血検査を行います。検査前の食事制限や下剤の内服などはなく、便を少量とるだけの簡単な検査です。また、症状などにより大腸内視鏡検査を行い、早い時期に発見すれば、内視鏡的切除や外科手術だけで完全に治すことができます。

 治療後、5年間再発がない場合に「完治した」といわれます。これは大腸がん手術後5年以降の再発率が1%以下だからです。早期がんの場合、5年生存率は90%以上なので、「早期大腸がんのうちに発見して、しっかり治療すれば殆どが完治してしまう」ということです。

 富山県における大腸がん検診の受診率は約30%で横ばいの状態が続いているため、皆さん、定期的にがん検診やドックを受けましょう。ご不明な点がありましたら、気軽にご相談ください。

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