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平成25年1月 動悸を自覚したら・・・

内科/循環器科部長 高川 順也

 私たちの心臓は、1分間に50~100回の頻度で収縮と拡張をくり返しながら、全身へ血液を送るポンプとして働いています。心臓は止まることなく動き続けていますが、私たちは通常、心臓の動きを自覚することはありません。これを自覚するという感覚が「動悸」です。

 人前で話をするときに緊張してドキドキするのも、不整脈が起こりドキンと一回感じても「動悸」です。このように動悸には病的なものと、そうでないものが混在していますが、病的な動悸は不整脈が原因です。

 実は不整脈にはいろいろな種類があり、無治療でいいものから治療を要するものまでさまざまです。したがって、動悸を自覚した場合、それが病的なものかどうかを判別し、病的なものならどのような特徴があるかを医師に知らせることが診断への近道になります。

 その方法として、動悸を自覚したときに脈を取るようにおすすめしています。脈は頚部や手首で触れることができます。脈を触れたら、1分間に何回触れるかを数えてください(=脈拍数)。次に脈が規則正しいのか不規則なのかをみてください。この2つの情報は不整脈を診断する手がかりになります。

 もし、脈が規則正しく、脈拍数が50~100回なら病的な動悸である可能性は低いと判断できます。逆に、脈が不規則である場合や、脈は規則正しいけれど脈拍数が50回以下あるいは100回以上の場合は、病的な動悸であると考える必要があります。心配な症状がありましたら、気軽にご相談ください。

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