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平成24年10月 高齢社会における耳鼻咽喉科の役割

耳鼻咽喉科部長 山本 憲

 現在、耳鼻咽喉科は、大学などでは耳鼻咽喉科・頭頸(とうけい)部外科学と言い、以下を専門としています。

 ・耳(聴覚、中耳炎、顔面神経麻痺、突発性難聴)
 ・鼻副鼻腔(慢性副鼻腔炎、アレルギー性鼻炎、嗅覚障害)
 ・頭頸部癌(口腔癌、咽頭癌、喉頭癌)、喉頭(喉頭腫瘍、音声障害、嚥下障害)
 ・唾液腺(耳下腺、顎下(がっか)腺腫瘍)
 ・甲状腺(甲状腺癌、良性腫瘍)
 ・めまい、平衡
 ・漢方診療(西洋医学的治療を受けても改善しない症状、西洋医学的には診断がつかないような症状)

 簡単に言えば、首から上、眼を除いて脳から下の症状や疾患を診察します。高齢社会となった日本では、これらの疾患の中でも加齢に伴う嚥下(えんげ)機能低下への対策、嚥下性肺炎の予防、いかに晩年まで口から食べることが出来るかが重要になっています。当科では、嚥下評価や適切な栄養指導、場合によっては嚥下リハビリテーションを行っています。

 嚥下機能の評価には、
 1)認知障害の有無
 2)難聴の有無
 3)適切な義歯の装着
 4)頸椎の骨棘(こっきょく)の影響
 5)姿勢の保持
 6)嚥下造影検査

 などを行います。食事量が低下した、むせやすくなった、どこも悪くないのに体重が減少した、肺炎を繰り返すなど気になることがあれば、一度、耳鼻咽喉科にご相談ください。

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