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平成24年9月 女性と骨粗鬆(こつそしょう)症

婦人科医師 齋藤 真実

 骨粗鬆症は、骨がもろくなり骨折しやすくなる病気です。骨折は、生活上に様々な支障を来し、寝たきりの原因にもなります。

 老化に伴い誰でも骨密度は減っていきますが、特に50歳代の女性の骨密度は著しく低下します。これは、女性ホルモンが骨の強化に関係しているためで、閉経期に女性ホルモンの分泌が低下すると骨密度は20%くらい低下します。そのため、骨粗鬆症は明らかに男性よりも女性に多い疾患です。

 女性の骨折の発症率は男性の3~4倍で、80歳以上の女性では二人に一人が背骨の圧迫骨折を起こしていると言われています。60歳代の女性の20%が骨粗鬆症だと推定されていますが、骨折するまでは痛みなどの症状がないので、自分が骨粗鬆症であると知らずに過ごしている人がたくさんいます。

 まずは病院や健康セミナーなどの機会を利用して骨密度を測ってみましょう! 糖尿病や腎臓の病気のある人、月経不順だった人、飲酒や喫煙の習慣のある人などは骨粗鬆症にかかりやすい人です。更年期ですでに骨密度の低下のある人は、運動や食生活など生活習慣の見直しから始めましょう。

 骨粗鬆症にならないように、骨折しないように予防することが大切です。骨折を予防するための骨粗鬆症の薬もあります。丈夫な骨を保ち、いつまでも元気で生き生きと暮らせるようにしましょう。

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