現在の位置:ホーム 過去の健康コラム > 平成24年3月 新薬とC型肝炎

平成24年3月 新薬とC型肝炎

内科部長 西森 弘

 前回、ウイルス性C型肝炎にかかると肝硬変やがんなどに進行する恐れがあること、治療に当たり公費助成があることをお話ししました。今回は、新薬での治療についてお話しします。

 今までに多くのC型肝炎の患者さんがインターフェロン治療を受けられました。従来のインターフェロンに、リバビリンというお薬を併用することで、治療効果も向上しています。それでも効果の得られなかった患者さんのために、さらにC型肝炎ウイルスの増殖を直接阻害する新しいお薬が使えるようになりました。

 治療方法は、新薬、インターフェロン、リバビリンの3剤をまず12週間併用し、その後12週間インターフェロンとリバビリンの2剤を続けます。およそ半年間の治療となりますが、標準的な治療に比べ期間が短縮されます。

 これにより、かつて治療を受けて一旦ウイルスが検出感度以下になったものの、再燃した患者さんの約8割以上の方、インターフェロン治療が全く効かなかった患者さんの3割以上の方に効果が期待されています。

 ただし、新薬は従来と比べて特に皮膚障害の副作用が出ることが多いため、皮膚科の専門医の指示のもと治療できることになりました。現在、射水市民病院のみでの新薬治療はできないため、近隣の総合病院と連携して治療を進めていく予定です。以前にインターフェロン治療を受けたものの十分な効果が得られなかった方も、どうぞご相談ください。

現在の位置:ホーム  > 過去の健康コラム  > 平成24年3月 新薬とC型肝炎