現在の位置:ホーム 過去の健康コラム > 平成23年6月 何度も針を刺さずに済むCVポートとは

平成23年6月 何度も針を刺さずに済むCVポートとは

外科医師 平野 勝久

 CVポート(埋込型中心静脈カテーテル)とは、薬剤を注入するためのタンクと針を刺す部分をもつポート、それと静脈内に留置するカテーテルで構成されている医療用機器です。長期間薬剤を注入する必要がある場合に、静脈内に挿入したカテーテルと、それに接続したポートを皮膚の下に埋め込んで用いられています。皮下に埋め込むため、針を抜いてしまえば入浴もできます。

 近年、がん化学療法の有用性が認識されるとともに、吐き気止めなど副作用に対する薬剤開発も進んでいます。それにより、がん治療において抗癌剤が大きな割合を占めるようになっています。抗がん剤治療のほとんどは点滴が必須となりますが、CVポートは皮下のポートを刺すだけでよいので、血管を探して何度も針を刺すといったことがなくなります。

 また、口から物を食べることができなくなった方で、胃切除術を受けている場合など、胃ろうが作れないことがあります。そのようなときの栄養投与の選択肢としてもCVポートを使用できます。

 CVポートについて知りたいことがあれば、当院までご相談ください。

現在の位置:ホーム  > 過去の健康コラム  > 平成23年6月 何度も針を刺さずに済むCVポートとは