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平成23年5月 怖いのはガンだけ!?

内科/循環器科部長 上野 博志

 日本人の死因で一番多いのは何でしょう?その割合は、悪性新生物(がん)=30.4%、心疾患=15.8%、脳血管疾患=11.5%となっており、3人に一人はがんでお亡くなりになります。このため、国は、がん対策基本法を制定し、がんの予防及び早期発見を推進しています。

 でもホントにがんが一番怖いのでしょうか?がんには色々な種類があります。胃がん・肺がん・乳がんなど・・。つまり、すべて含めて“がん”による死亡となっているわけです。では心疾患、特に虚血性心疾患(急性心筋梗塞など)でお亡くなりになる方はどうでしょう。

 どの種類のがんによる死亡よりも、年間死亡者数が多いことがわかっています。すなわち日本人の死亡原因として一番多いのは、胃がんでも肺がんでもなく、動脈硬化を基礎とした虚血性心疾患です。

 しかし、虚血性心疾患を検診で早期に発見する方法はまだ確立されていません。当院には心臓の検査に強い最新鋭マルチスライスCTがあります。これを用いて体に負担をかけずに病気を見つけられないか、いま模索中です。

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