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平成23年1月 中高年の脚の痛み

副院長 黒田 邦彦

 脚の痛みをきたす疾患の一つに、腰部脊柱管狭窄症(ようぶせきちゅうかんきょうさくしょう)があります。背骨は内部が中空(脊柱管)になっていて、ここに脊髄が通っています。特に腰椎(腰の骨)は動きも激しいので、背骨の中でも特に負担のかかる部位です。

 40歳以上になりますと腰椎に徐々に変形が起こり、脊柱管が狭くなります。そのため神経が圧迫され、少し歩いただけで、お尻から太もも、すねに痛みとしびれが出て歩けなくなります。腰痛は軽微で、座ったりしゃがんだりして一旦休むと、また歩けるのが特徴です。

 また、自転車ならどれだけでも乗ることができます。これは腰をかがめることによって、脊髄の圧迫がとれるからです。診断は、正確に病変をとらえることができるMRI(磁気共鳴画像)検査が必要です。治療はリハビリテーション、コルセット装着、神経の血行を良くする薬の服用等です。

 これらの効果がなければ、注射(神経根ブロック)をします。これを数回行うことで痛みがとれることもあります。それでも症状が改善せず、日常生活に支障をきたす場合は、手術を考えます。手術は、神経を圧迫している部分の骨を削ります。入院期間は、約2週間です。なお、まれに動脈硬化が原因の脚の痛みもありますので、痛みが続いている方は、整形外科でご相談ください。

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