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平成22年12月 胆石症

外科医長 渋谷 和人

 胆嚢は肝臓の下に張り付くようにある袋状の臓器で、肝臓で作られた胆汁を蓄える働きがあります。胆石症とは正式には胆嚢結石症といい、その名の通り胆嚢の中に石ができてしまうものであり、最も一般的な胆嚢の病気です。日本人では40歳をすぎるとかかりやすくなり、60歳代で15%の人に胆石があるとも言われており、近年の脂肪分の多い食事により増加傾向にあります。

 症状のない人がほとんどですが、症状のある人は食後のみぞおちの痛みや右肋骨下の痛み、吐き気、発熱などを訴え、ひどいときには胆嚢炎から敗血症に至ることもあります。また症状がなくても、胆石患者さんの数%には将来的に胆嚢癌が発生するとも言われています。

 胆石症の治療は、お薬の内服と手術による胆嚢摘出の2つがあります。手術が必要な場合でも、無症状もしくは胆嚢炎の程度が軽い場合には、腹腔鏡下胆嚢摘出術という小さい傷で行えるカメラを使った手術が主流です。

 胆石症は検診などで見つかることも多く、患者さんに負担のない超音波検査で容易に発見することができます。ぜひ積極的に検診をうけ、胆石が見つかった方は当院にご相談ください。

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