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平成22年8月 大きないびきは要注意 ~睡眠時無呼吸症候群~

内科/循環器科医師 原田 大輔

 私たちは一日のおよそ1/3の時間を眠ることに費やしています。睡眠は日中の活動で疲れた脳と体を休息させるためにとても重要です。睡眠時無呼吸症候群は睡眠中に周期的に呼吸が止まり血液中の酸素が一時的に下がってしまう病気です。睡眠時無呼吸を有する患者さんでは、大きないびきや呼吸の停止により、途中で覚醒したり睡眠が途切れてしまうことが問題です。

 睡眠障害は日中の活動にも影響し、居眠り運転による交通事故の原因になります。さらに、酸素不足や睡眠不足が続くと高血圧、糖尿病など生活習慣病や心疾患を発症する危険性が増えることも知られています。

 睡眠時無呼吸症候群は、自宅で睡眠中の酸素濃度を測る機械をつけていただくだけで簡単に診断することができます。必要があれば短期間入院し、治療のための詳しい検査を行います。軽症の場合には体重の減量や生活習慣を見直すことで改善します。重症の場合は自宅で睡眠中に「鼻マスク陽圧呼吸」という装置をつけることで無呼吸をなくすことができます。

 昼間の眠気が強い人や夜いびきの大きい方は、ぜひ一度睡眠時無呼吸がないか検査することをおすすめします。

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