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平成21年12月 リンパ節腫脹

内科部長 加藤 勤

 私の専門は血液疾患ですので、今回は血液疾患のなかでリンパ節腫脹についてお話をさせていただきます。正常リンパ節は1cm以下のため、1cmを超える大きさのリンパ節があればリンパ節腫脹とみなします(正常リンパ節は平坦で軟らかいため直径が1cm以下でも丸くころっとした感じで触れるときはリンパ節腫脹とみなします)。

 リンパ節腫脹の成因ですが、若年者には良性疾患が多く、高齢者には悪性疾患が多いといわれています(30歳以下では良性疾患80%、50歳以上では良性疾患40%という報告があります)。

 反応性では局所の感染による所属リンパ節腫脹が最も多く、う歯、咽頭の炎症、四肢の感染、外傷などが原因となります。また悪性腫瘍によるリンパ節腫脹では癌の転移が最も多く(頚部の所属リンパ節など)、次いで多いのは悪性リンパ腫(頚部>腋窩部>鼠径部)とされています。

 いずれにしても6週間以上持続するリンパ節腫脹を自覚する場合は一度ご相談下さい。

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