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平成21年10月 大腸がんについて

外科医師 大村 哲也

 日本人の3人に1人が、がんで死亡しています。がんは症状出現時期にはかなり進行している場合が多い疾患です。大腸がんは食生活の欧米化で最近増加傾向です。

 大腸がんは検診で行う便潜血検査などで早期発見すれば、大腸内視鏡による切除や外科的切除により完全に治すことができます。症状が少し進行していても手術可能な時期であれば、遠隔転移(おもに肝臓や肺)に関わらず外科的切除により完全治癒が望めます。発見が遅ければ外科的切除が困難な転移となります。その場合は、抗がん剤による化学療法を行っております。

 また、手術を受けても再発することがあります。術後は定期的に再発の有無を調べる検査を受けていただきます。肝臓、肺、腹膜が転移しやすい臓器であり、また、切除した部位に局所再発がおこることもあります。

 大腸がんは他のがんとは異なり、早い時期に再発が見つかれば、再発巣の切除により完治もありえます。再発の8割以上は術後3年以内に発見されています。手術した後5年間再発しないでいることが完治の目安となります。検診による早期発見が大切です。

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