現在の位置:ホーム 過去の健康コラム > 平成20年12月 ブルガダ症候群

平成20年12月 ブルガダ症候群

内科・循環器科医長  菅 生 昌 高

 男性の皆さんで、検診の際にブルガダ症候群(疑い)との診断を受けた方はいらっしゃいませんか。この病気は15年前に初めて報告されたもので、軽度な心電図異常しかみられなかった人が重症の不整脈を起こして突然死してしまう病気です。日本人を含む東洋人に多く認められ、青・壮年期の男性に発症する場合がほとんどです。心電図では不完全右脚ブロックと呼ばれる、心臓の中の電気の流れが一部悪くなっているところがあるだけです。この心電図異常を示す方の200人に一人が、主に夜間に突然重症の不整脈を発症し、発見が遅れると死亡に至ることが知られています。ご家族で突然死された方がいるいる場合も要注意です。動悸や失神を自覚する場合もありますが、多くは無症状です。また、心電図異常を示しているだけで何も問題を起こさない「ブルガダ型心電図」も多いため、検診でこのような異常を指摘された場合は再度検査をおすすめします。
  通常、心電図検査をの他に心臓の超音波検査、運動負荷心電図検査、24時間の全心電図を記録するホルター心電図検査を行い危険性の有無を判断します。これらの検査で新たな異常が見つかった人、自覚症状のある人、そして突然死の家族歴のある人では、予防に向けてさらに詳しい検査が必要になります。

(広報いみず 平成20年12月号より転載)

現在の位置:ホーム  > 過去の健康コラム  >平成20年12月 ブルガダ症候群