現在の位置:ホーム 過去の健康コラム  > 平成20年4月 動悸について

平成20年4月 動悸について

内科・循環器科副部長  高川 順也

 動悸を自覚して当院を受診される方をよくお見かけします。動悸と言うと、一般の方は不整脈と結びつけて考えていることが多いようですが、正常な脈でも動悸を自覚することがあります。緊張や運動により、普段感じない心臓の拍動を動悸として感じるのはよく御存じかと思います。また、血圧が上がった時なども、正常な脈を動悸として自覚することがあります。原因は何にせよ、正常な脈は規則正しく打ちます。
  一方、不整脈と言うと、脈が不規則になると考えられていることが多いようですが、実は脈が正しく打つ不整脈もあります。したがって、脈が規則正しいかどうかだけでは、不整脈なのか正常な脈なのか判断が困難ということになります。しかしながら、脈だけでもある程度の判断はできます。もし、動悸を自覚したら、次の点をチェックしてください。第一に脈の規則性、第二に心拍数(=1分間に脈が何拍打っているか)です。脈が不規則であれば原因は不整脈です。脈が規則正しければ、心拍数を数え、安静の状態で毎分120回未満の脈であれば、正常な脈を動悸として自覚している可能性が高いと思います。不整脈の時や動悸以外の症状(息切れ、胸痛、ふらつきなど)を伴う時は、早めに受診してください。

(広報いみず 平成20年4月号より転載)

現在の位置:ホーム  > 過去の健康コラム  > 平成20年4月 動悸について