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平成20年3月 起立性調節障害について

小児科部長  齋藤万里子

 起立性調整障害は、10歳頃から多くなる自律神経失調症の一つです。  よく見られる症状は、立ちくらみやめまいを起こしやすい、立っていると気持ちが悪くなる、入浴時に気持ちが悪くなる、少し動くと動悸や息切れがする、朝ぐずぐずし、午前中は調子が悪いなど低血圧によるさまざまな症状です。顔が青白い・朝、食欲がない・腹痛・頭痛・疲れやすい・乗り物酔いをするなどの症状で気付かれることもあります。
 これらの症状は、いずれも血管を収縮させる能力が低下していることが原因で起こります。人は寝ている状態から急に立ち上がったときに、重力によって血液が下半身にたまります。正常な自律神経調節能を持つ子どもであれば瞬間的に血管を収縮することにより血圧の下降を防ぐのですが、起立性調節障害の子どもでは血管を収縮させる力が弱いため、起き上がったときに血圧が下がり、脳に十分な血液が流れず、上記のような不快な症状が現れます。お子さんにこのような訴えや徴候がみられる場合には受診をおすすめします。

(広報いみず 平成20年3月号より転載)

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