現在の位置:ホーム 過去の健康コラム  > 平成20年2月 かぜ症候群とアレルギー性鼻炎

平成20年2月 かぜ症候群とアレルギー性鼻炎

耳鼻いんこう科部長  山本 憲

 一般的に「かぜ」と言われる疾患は、ウィルスや各種病原体による上気道の感染症です。これに対してアレルギー性鼻炎は、スギ、ハウスダスト、ダニ、各種花粉が抗原となる鼻腔内の炎症です。これからスギ花粉症の季節を迎えますが、かぜとの違いは、1.7~8回連続するくしゃみ、2.鼻閉、3.水のように透明な鼻水、4.目のかゆみ、流涙、などが挙げられます。かぜの原因となる病原体の80~90%がウィルスで、次に、マイコプラズマ、溶血性レンサ球菌、肺炎球菌と言われています。
 一般的な治療としては、1.安静、睡眠などによる体力の保持、2.水分や栄養の補給(高熱、食欲不振などの場合は点滴による補給)、3.発熱、頭痛に対して解熱鎮静剤の内服、あるいは坐薬の使用、4.咽頭痛に対しては含嗽やトローチの使用、5.咳、痰に対しては鎮咳剤、去痰剤の投与などを行います。このような治療によって1週間程度で軽快の傾向が見られない場合、他の疾患が合併している可能性があるため、きちんと受診しましょう。また、今年のスギ花粉の飛散について、富山は2月下旬ごろで昨年より少ないと予想されていますが、一度スギ花粉症の症状が現れると、数か月にわたりくしゃみ、鼻水、鼻閉が続くこともあり、これらの症状を緩和するためにも早めの治療開始を心掛けましょう。

(広報いみず 平成20年2月号より転載)

現在の位置:ホーム  > 過去の健康コラム  > 平成20年2月 かぜ症候群とアレルギー性鼻炎