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平成19年5月 歯周病を予防しよう

歯科口腔外科副部長 高櫻大輔

  歯周病は歯があるすべての年代の人に発病します。まだ若いからと言って安心はできません。  歯周病は歯肉炎と歯周炎とに分けられ、発症のピークは40-50代の頃で、約80%の人が歯周病に罹患しています。しかし、10代の若者でも60%近くの人が歯周病のかかりはじめである歯肉炎になっています。
 歯周病を引き起こす主な原因は歯垢(プラーク)で、その約70%は細菌です。毎日のブラッシングが行き届かないと、歯垢は徐々に厚みを増していきます。歯垢の深層部分は酸素が少なく、その中で生活できる嫌気性細菌の毒素や酵素の影響で、歯肉に炎症がみられるようになります。歯肉がブヨブヨと赤く腫れて、歯ブラシが触れただけでも出血するようになり、さらに悪化すると膿が出たり、歯を支えている土台の骨が溶けて歯がグラグラ動いて噛めなくなり、ついには歯が抜けてしまいます。
 歯周病を予防するためには、毎食後、歯ブラシ、デンタルフロス、歯間ブラシなどを使用して丁寧に口の中の清掃を行うこと(セルフケア)と、定期的(3か月に1回程)に歯科医院に行き、専門的歯面清掃や歯石除去をしてもらうこと(プロフェッショナルケア)が大切です。つまり、歯周病を予防するには、あなたと専門家(歯科医師、歯科衛生士)の二人三脚の継続が大事なのです。
 歯周病にかかりやすい体質は遺伝すると言われていますが、環境要因によって発症するという意味で、歯周病は生活習慣病と位置づけられています。規則正しい生活習慣で多くの病気を予防することができます。歯周病でもこのことが大変重要です。

(広報いみず 平成19年5月号より転載)

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