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平成19年1月 冬に危険な心臓病

内科部長 石瀬 久也

 寒い時期は、心臓病の患者さんには大変心配な季節です。確かに心臓と環境温度との間にはなかなか難しい関係があります。寒さに身を曝すと、身体の表面にある毛細血管は熱が失われないように収縮します。すると血流に対する抵抗が高まり、血圧が上がるため、心臓への負担が増すのです。特に入浴の際には、衣服を脱いで寒さに曝されるため血圧が上がりますが、暖かい湯につかると、今度は血管が拡張して血圧が低下します。この様な環境温度の急激な変化は循環動態の変動をもたらし、自律神経の動揺と相まって心臓に大きな影響を及ぼします。その結果、心不全、心筋梗塞、不整脈を引き起こすのです。心臓病を持った高齢の方の寒い時期の生活環境は、自分に丁度よいと感じられる程度なら、少し低めの温度に設定しても問題ありませんが、急激な温度変化を避けるように気を付けましょう。また、心臓発作は一日のうちでは早朝から午前中に多く、週のうちでは月曜日が一番多いことが分かっています。従って、冬の月曜日の朝は心臓発作のリスクが最も高くなるので、特に注意が必要です。

(広報いみず 平成19年1月号より転載)

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