CT装置の紹介

 　当院のCTは、１回の撮影で人体の断面を128枚撮影するコンピュータ断層撮影装置（CT)で、外来心臓CTにより15分で冠動脈病変の検査が終了します。
　このCT装置は回転速度が速いため、撮影時間が短く、動きの速い心臓でも精度の高い画像を得ることができます。

　撮影中に息を止める時間が10秒以内で済むため、幼児や高齢の患者さんでも検査が受けやすく、また、X線を減らす機能が組み込まれているので、検査の安全性が向上しました。

【メリット2】　詳細な画像で診断能力が向上しました

　速いシャッタースピードで撮影できるため、動きによる画像のズレがなくなり小さな病変でも早期に見つけやすくなりました。また、心臓の血管（冠動脈）のような動きの速い部分については、これまで心臓に管を入れる「心カテーテル造影検査」を行い、入院が必要でしたが、このCT装置により外来で点滴をするだけで狭心症や心筋梗塞の原因となる冠動脈病変の診断が可能となり、患者さんの身体的・経済的負担が少なくなりました。

【メリット3】　治療に役立つ画像が構成できます 

　専用のコンピュータで、病変の形や症状を分かりやすく精密に映し出すことができます。さらに病変の形や位置を立体的に確認できるため、治療方法や手術方式の決定にも威力を発揮します。

 

【メリット4】　音が静かで安心です

　検査中の回転音が小さく、患者さんは安心して検査を受けられます。