射水市民病院
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2020年3月 あまり知られていない腹痛の話

2020年2月25日更新

内科副部長 山谷 怜司

 皆さんは、腹痛と聞くとどのような病気をイメージされますか?胃潰瘍に急性膵炎、胆石、盲腸など色々な病気を想像されるかと思います。それ以外にもみぞおちが痛いと思ったら実は心筋梗塞だった、体を動かした時だけお腹が痛く実は背骨が折れていたなど、腹痛と言っても様々な疾患があります。

 その中で、ACNES(前皮神経絞扼症候群)という病気をご存知ですか?この病気は若い女の人に多く、腹壁に分布している皮神経が腹直筋鞘というところで締め付けられることによって起こると言われています。痛みは指1本分位の狭い範囲で、診察する時に両足を持ち上げる、上半身を起こすなど腹筋に力を入れる動作で痛みが強くなるといった特徴があります(これをカーネット徴候と言います)。要するに、お腹は痛いのにそれ以外の症状(吐き気、下痢、冷や汗、息苦しさ)がなく、病院で検査し異常なしと診断されたが痛みが引かないといった人です。

 この疾患は命に関わるものではありませんが、場合によっては腹痛が続くことで生活に支障をきたすこともあります。治療法は、局所麻酔薬の皮下注射など確立した方法があります。思い当たる症状がある方は、悩まずにぜひ一度ご相談ください。

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