射水市民病院
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2020年1月 寒い季節の乾燥肌対策

2019年12月24日更新

皮膚科医師 渋谷 高子

 普段は乾燥肌ではないのに、寒い季節になると足のすねが粉をふいたようになる、全身が痒くて寝ている間にかきむしってしまったなんていう経験はありませんか?

 寒い季節のかゆみの原因として多いのは、乾燥肌によるものです。寒くなると、汗や皮脂の分泌量が低下し、さらに乾いた空気の刺激を受けて乾燥しやすくなるのです。乾燥肌は皮膚のバリア機能が弱まっているので、ちょっとした刺激でかゆみが生じます。

 今回は、乾燥肌対策をいくつかご紹介します。

部屋の湿度を保つ:濡れたタオルなどを部屋に掛けておくことで、適度な湿度を保つことができます。

熱いお風呂に長時間入らない:肌の保湿成分が流れ出し、乾燥が進んでしまいます。

入浴時、ナイロンタオルなどでゴシゴシ洗わない:ボディソープや石鹸を泡立て、手のひらで撫でるように洗うのがお勧めです。

入浴後、早めにクリームなどの保湿剤を塗る:入浴後は、肌に付いた水分が急速に蒸発するので、最も乾燥しやすいです。

下着は木綿など通気性の良い低刺激なものにする:化学繊維の肌着は静電気を起こし、かゆみを誘発することがあります。

電気毛布の使用を控える:電気毛布は寝ている間付けっ放しにしないで、布団に入った時スイッチを切るか、タイマーで切れるようにするのがお勧めです。

 乾燥肌の原因はひとつというわけではなく、いくつかの要因が重なっています。これらの対策を取り入れて、乾燥しがちな寒い季節を乗り切ってください。

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