射水市民病院
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2019年11月 尿酸値が高いと言われたら

2019年10月31日更新

内科副部長 志田 しのぶ

 尿酸とは、「プリン体」という物質が体内で分解されてできる老廃物です。体内の尿酸は常に一定の量に保たれるように調整されていますが、尿酸の排泄が低下したり、産生が過剰になったりすると尿酸が体内に溜まってしまいます。

 特に自覚症状がなくても、尿酸の値が7.0mg/dlを超えると高尿酸血症と呼ばれます。高尿酸血症が長く続くと尿酸の結晶が体のあちこちに沈着し、有名な痛風発作以外にも腎障害や尿路結石など様々な症状を引き起こします。また、最近の研究において、尿酸値が高い人は将来高血圧や糖尿病を発症するリスクの高いことが分かってきました。尿酸値が8.0~9.0mg/dlを超えるとお薬による治療が勧められますが、まずは生活習慣の改善から始めるのが良いでしょう。

 「尿酸値が高い」と言われたら、それはもっと怖い病気を避けるための警鐘かもしれません。生活習慣を見直すきっかけにしていけると良いですね。

 

<尿酸値が高い人の生活改善のポイント>

①食事の量を抑えて、肥満を解消しましょう。

②アルコールを減らしましょう。

③適度な有酸素運動をしましょう。

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