射水市民病院
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平成30年7月 圧迫骨折と経皮的カルシウム充填術について

2018年7月1日更新

整形外科部長 加藤 久人

 脊椎圧迫骨折とは、骨が脆くなる病気である骨粗鬆症の患者さんに起こる脊椎(背骨)の骨折です。圧迫骨折の患者さんのうち、半数以上が無自覚のうちに発症していると言われており、くしゃみや物を持ち上げるといった何気ない動作でも発症してしまいます。そのため、ただの腰痛と思って放置していたところ圧迫骨折が進行してしまい手術となることもあります。

 圧迫骨折の痛みは、安静にしていると治まることもありますが、つぶれた骨が元に戻るわけではありません。そのままにすると他の骨にも負担が増し、次の骨折を引き起こしやすくなります。

 手術となる患者さんの多くは、脊椎の内部に空洞や骨以外の成分が入り込んで骨折が治らなくなっているため、当院では1cm強の切開で脊椎の内部に骨と同じ成分のリン酸カルシウムを充填する椎体形成術を行い、疼痛の緩和と機能回復を図っています。

 当院での術式は傷も小さく、骨と同成分のため一般的なセメントと違って発熱せず神経や血管を損傷するリスクも少ないですが、高度な技術を必要とします。その他にも治療法は様々ですが、状態にあった治療を受けることが大切です。背中や腰に痛みを感じたら、まず整形外科の専門医に相談しましょう。

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