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平成28年12月 膀胱の病気あれこれ③、過活動膀胱

泌尿器科医師 萩中 隆博

 以前から「膀胱の病気あれこれ」として①膀胱炎、②膀胱がんについてお話ししましたが、今回はその③として過活動膀胱についてお話しします。

 過活動膀胱とは「おしっこが近い」(頻尿)と「おしっこが我慢できない」(尿意切迫)をおもな訴え(主訴)とする病気の総称で、時には「我慢ができず漏らしてしまう」(切迫性尿失禁)ということもあります。

 過活動膀胱は脳血管障害(脳梗塞・脳卒中など)や脳障害(パーキンソン様症候群など)、脊髄の障害など中枢神経の病気の時によく見られます(神経因性膀胱)。その他、中枢神経障害がなくても前立腺肥大症、骨盤底筋障害や加齢も大きな誘因ですが、原因が特定できない場合も多々あります。

 治療は膀胱の収縮を抑える「抗コリン薬」といわれる薬が一般的で、かつ、とても有効です。しかし、副作用として便秘と口内乾燥が多く発現し、ことに便秘が治療の継続に支障をきたすことがあります。男性には前立腺肥大症治療薬の一種も有効で、第一選択に処方されることもあります。

 頻尿・尿失禁でお悩みの方は、泌尿器科を受診されることをお勧めします。

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