現在の位置:ホーム 過去の健康コラム > 平成26年8月 狭心症

平成26年8月 狭心症

内科循環器科医師 辻野 泰

 運動するとなんとなく胸がつらい・・・。そんな悩みをお持ちの方は、もしかすると狭心症かもしれません。

 心臓という臓器は、全身に血流を介して酸素やエネルギー源を送る臓器ですが、心臓自体も、心臓の表面を走る冠動脈という血管から酸素をもらっています。この冠血管が動脈硬化により狭くなり、心臓に十分な血流を供給できなくなるのが狭心症です。

 心臓は、安静にしている時よりも運動している時の方が酸素を多く必要とします。健常な冠動脈であれば、運動量に対応して十分な血流が確保できるのですが、狭窄した冠動脈では、特に運動中に心臓は一時的に酸欠状態に陥ってしまいます。労作時に一過性(5~10分)におきる、胸が締め付けられるような痛みは心臓が酸欠になっている症状です。また硬化した血管の内側が破れることがあり、これが血液の塊が冠動脈を完全に遮断してしまう心筋梗塞です。

 狭心症は、特に高血圧症、高コレステロール血症、糖尿病、喫煙の方に発生する確率が高いと言われています。現在は、薬物やカテーテルによる治療で症状の改善や進行予防が期待できるようになりました。狭心症かな?と心当たりのある方は是非一度ご相談ください。

現在の位置:ホーム  > 過去の健康コラム  > 平成26年8月 狭心症