現在の位置:ホーム 過去の健康コラム > 平成23年12月 冬と高血圧

平成23年12月 冬と高血圧

内科/循環器科部長 石瀬 久也

 血圧が高い方にとって、寒い冬は注意が必要な季節です。私たちの体は、寒さを感じたり冷水に触れたりした時には思わず身が縮みますが、その際、体温を逃がさないように皮膚の血管が収縮し、血圧は急上昇します。また、冬の悪天候による運動不足や、忘・新年会など飲酒や外食の機会が増えることも血圧を上げる要因になります。では、血圧の高い方が寒い季節を過ごすためには、どのようなことに注意すればよいのでしょうか。

 このような環境温度の急激な低下に伴う血圧の上昇は、正常な血圧の方にはそれほど心配はありませんが、高血圧の方にとっては、体が感じる温度差を小さくすることが重要なポイントになります。そのためには、外出時の防寒対策、入浴では40℃以下のぬるま湯にゆったりとつかる、脱衣所やトイレを暖かくして居間や寝室との温度差を減らす、早朝は布団から飛び起きたりせずにゆっくりと行動をするなど、ちょっとした工夫をしていただきたいと思います。

 また、早朝から午前中は、1日のうちで最も血圧が上昇する時間帯であり、心臓発作や脳卒中の危険性が高まるため、特に高血圧の方は、朝の活動を始めてから2時間以内は要注意です。外出の際にあわてて走ったり、階段を駆け上がったりせず、余裕をもって行動することを心がけてください。射水市民病院でも血圧のご相談に応じていますので、気軽にお問い合わせください。

現在の位置:ホーム  > 過去の健康コラム  > 平成23年12月 冬と高血圧