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平成23年11月 血尿とタンパク尿

内科部長 岩井中 陽一

「あれ、血がおりてますね。」

 皆さんの職場や学校、あるいは地域での特定健診など、どこかで健診を受ける機会があると、決まって検尿を受けるようになってきていると思います。その際、こう言われて異常を指摘されたとしても、せっかく受診したのに、そのまま放置している方がいらっしゃるのではないでしょうか。

 尿の通り道(尿路)である、腎臓や尿管・膀胱などの臓器に異常が発生すると、尿の中に赤血球が混じることがあり、これを「血尿」と言います。血尿には、放置していても全く問題のないこともありますが、場合によっては結石や感染症、悪性腫瘍が隠れていることがあります。また、血液中の大事な栄養分であるタンパク質が尿に混じる「タンパク尿」を指摘された場合は、尿を作っている腎臓自体に何らかの異常が起きていることも疑われます。タンパク尿の原因には、起立・運動・発熱などに伴う心配のないものから、透析療法が必要となる腎炎が、やはり隠れている場合があります。

 以上の隠れた疾病は、精密検査をしてみないと分からないことが多いため、健診の講評で精密検査を指示されたときは、症状がないからといってそのまま放置するのではなく、必ず医療機関を受診してください。なお、射水市民病院でも健診後の相談に応じていますので、どうぞ気軽にご相談ください。

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